no day, but today

宵越しの金は持たねえ

銀の橋渡りきるなよ(短歌)

高校・大学生くらいまで私は短歌の人だったんですが就職した途端まったく歌を作れなくなってしまってそこから何にも出来ずにいたんだけど、なんか最近宝塚が楽しくて楽しくて気づいたら短歌が出来ていたのでたまに色々書きたいなと。

短歌の下の長文は単純にテーマにした人のこととか。

 

銀の橋渡りきるなよ君の負う背中の羽根を見ていないから

 

89期の麗しきおふたりに。

1月の19・20日星組を見に遠征したときに到着がちょうど入待ちの時間と被ったのでうろうろしていたんですが、花の道の手前ワンブロックにずらーっと人が並んでいてびっくりしました。

軽く数えて200人くらいいるのではないかと思うほど。

どなたがいらっしゃるんだろうと思ってまじまじ眺めているとすらっとした男役さんがファンからお手紙を受け取ってるのが見えて、あっ美弥さんだ!とわかりました。

こんなに人が並んでいるのにひとりひとり丁寧にお手紙を受け取っていて、その姿が指先までしなやかで美しくて、ファンの方々もすごく幸せそうな顔をしていて、朝日の射し込む花の道がとても神聖な場所に見えて。

朝からなんかいいもの見たな、と充足感がすごかったのを覚えています。

 

その日は運よく上手端の6列目で観劇だったんですが、エストレージャスの第2場で七海さんの歌う「星に願いを」、サビ前で銀橋を渡る彼女がすごく愛しいものを見る目で客席を2階席まで見つめていて、毎回こんな光景を噛み締めながら歌っているのかと思うともうそれだけで切なくて、どうか最後の1日まで彼女のタカラヅカが幸せでありますようにと願わずにいられません。

宝塚のことがどんどん好きになればなるほど素敵だと思うジェンヌさんとの別れが増えるのでいつも寂しいけど、辞められる前に魅力に気づけて良かったなぁと最近は思います。

 

レビューに邦楽多めなの私は楽しいんですが、日常と近くて街中で耳にする機会が多いから心が宝塚に行ってしまってつらい(笑)

毎日会社の有線でチャンピオーネとPOP STARが流れてて、つい神妙な顔になってしまう…。